
カラー後のツヤを保つには?自宅ケアと色味選びのポイント
ジュエルカラー / 当店の施術例から
カラーをした直後は髪にツヤがあってきれいなのに、日がたつにつれて落ち着いて見えなくなってしまう。ご来店のお客様から、そんなご相談をよくいただきます。
この記事では、ブリーチをしていない全体カラーや白髪染めのあとの髪を対象に、ツヤが少しずつ落ちていく理由と、自宅でツヤを保つためのケアの考え方をまとめます。髪質やカラーの履歴によって状態には個人差がありますので、目安として読んでいただければと思います。
カラー後にツヤが少しずつ落ちていくのはなぜか
髪の表面は、キューティクルといううろこ状の膜で覆われています。カラーの薬剤は、このキューティクルを一時的に開いて、内部に色を届ける仕組みです。そのため施術のあとの髪は、表面がややデリケートで、乾燥しやすい状態になりやすいといわれています。
髪のツヤは、表面が整っていて、光がきれいに反射することで生まれます。キューティクルが乱れたり乾燥したりすると光の反射が散ってしまい、実際の状態以上にツヤがないように見えてしまいます。
もうひとつの理由が色落ちです。染料が少しずつ流れ出ると色がくすんで見え、それに伴ってツヤも感じにくくなります。ツヤと色持ちは、実は切り離せない関係にあります。
つまりカラー後のツヤを保つには、「表面を整えること」と「色を長持ちさせること」の両方が大切です。次の章では、ご自宅でできる具体的な方法をご紹介します。
自宅でツヤを保つためにできること
色素が抜けやすくなる要因は、カラーの色落ちが早い原因と対策で詳しく整理しています。施術時のケアを検討している方は、カラーとトリートメントを一緒にする考え方も参考にしてください。
ここからは、ご自宅でできるケアを順にご紹介します。どれも特別な道具のいらないものばかりですので、できそうなものから取り入れてみてください。
カラー当日から数日間はいたわる期間
カラー直後の髪は、色が髪の中で落ち着くまでに少し時間がかかるといわれています。カラー当日は、できればシャンプーを控えるか、ぬるめのお湯で軽く流す程度にしておくと、色が定着しやすいといわれています。
また施術後の数日間は、高温のヘアアイロンや、髪が強くこすれるヘアアレンジを避けていただくと、色とツヤを保ちやすくなります。薬剤や髪の状態によっても変わりますので、迷ったときは施術を受けた美容室に確認すると安心です。
シャンプーはぬるめのお湯でやさしく
お湯の温度は、38度前後のぬるめが目安です。熱いお湯は染料が流れやすく、頭皮や髪の乾燥にもつながりやすいためです。
シャンプー剤は、洗浄力のおだやかなものを選ぶと色落ちをゆるやかにしやすくなります。ゴシゴシこすらず、泡で包むように洗うイメージを持っていただくと、髪の表面への負担を抑えられます。
乾かし方でツヤの見え方は変わります
濡れた髪はキューティクルが開いていて、こすれに弱い状態です。お風呂上がりに濡れたまま過ごさず、タオルで押さえるように水分を取って、できるだけ早めに乾かすことをおすすめしています。
ドライヤーは根元から毛先に向かって風を当てると、キューティクルの流れに沿って表面が整いやすくなります。最後に冷風をさっと当てると、ツヤが出て見えやすくなります。
洗い流さないトリートメントと紫外線対策
乾かす前に、洗い流さないトリートメント(お風呂の外で使うタイプのトリートメント)をつけると、髪の表面を守り、乾燥を防ぎやすくなります。つけすぎるとベタついて見えることがあるので、毛先を中心に少量から試してみてください。
紫外線も、乾燥や色のくすみの一因といわれています。日差しの強い季節は、帽子や髪用の日焼け止めスプレーを取り入れてみてください。
ジュエルカラーとトリートメントを組み合わせる当店の考え方
当店では、ジュエルカラーというカラーメニューを、トリートメントと組み合わせてご提案しています。色を入れるのと同じタイミングで髪の内部と表面を整えることで、カラー後のツヤが感じられやすい状態を目指すためです。
ジュエルカラーは、当店で扱っているオーガニックカラーのメニューです。髪や頭皮への負担を抑えながら、白髪染めやおしゃれ染めを単色でていねいに仕上げることを大切にしています。
また、ツヤの見え方は色味によっても変わります。当店の施術例では、深みのある落ち着いた色味のほうが光を反射しやすく、ツヤが出て見えやすい傾向があります。一方で、明るめの色でも、髪の状態が整っていればきれいなツヤは感じられます。
どの色味がご自身の髪質や白髪の量に合うかは、お一人おひとり違います。当店はハイライトやブリーチを使わない単色カラーの専門店ですので、「ツヤが出て見える色味を選びたい」というご相談だけでも、カウンセリングでお受けしています。
サロンでのメンテナンスの目安
カラーの色持ちは、3〜4週間くらいが目安といわれています。もちろん、髪質やホームケアの内容によって個人差があります。
根元が伸びてくると、色の差だけでなく髪全体の面が乱れて、ツヤも感じにくくなります。根元だけを染めるリタッチや、全体の色味を整えるカラーを定期的に行うと、ツヤのある状態を保ちやすくなります。
ご来店の周期は白髪の気になり方や色味によって変わりますが、当店では1か月〜1か月半くらいでリタッチにいらっしゃる方が多い印象です。あくまで一例ですので、ご自身のペースで大丈夫です。
当店の施術例では、カラーのたびにトリートメントを続けていただいたお客様のほうが、日々の手入れがしやすい状態を保ちやすいと感じています。ただし変化の感じ方には個人差がありますので、その方の髪に合わせてご提案しています。
まとめ
カラー後のツヤを保つポイントを、あらためて整理します。
- シャンプーはぬるめのお湯で、やさしく洗う
- 濡れたまま放置せず、早めに乾かして最後に冷風を当てる
- 洗い流さないトリートメントと紫外線対策で表面を守る
- 定期的なカラーとトリートメントで土台を整える
特別なことよりも、毎日の小さな積み重ねがツヤにつながります。すべてを完璧にやろうとしなくても大丈夫です。
ご自身の髪に合うケアや、ツヤが出て見える色味が分からないときは、担当の美容師に一度ご相談ください。