
カラーの色落ちが早いのはなぜ?考えられる原因と対策
色持ち / 当店の施術例から
この記事では、ヘアカラーの色落ちが早くなる主な原因と、色持ちをよくするための考え方・ホームケアについてご紹介します。ブリーチをしている髪・していない髪、どちらの場合にも触れています。
「カラーをしても、2週間くらいで色が抜けてしまう気がします」。ご来店のお客様から、こうしたご相談をよくいただきます。
せっかく染めたのに色落ちが早いと、がっかりしてしまいますよね。当店はカラーを専門にしているお店として、色持ちのご相談を日々お受けしています。
色落ちの早さには、いくつかのはっきりした原因があります。原因がわかると、対策も立てやすくなります。今回はその中でも代表的なものを、順番にご説明します。
そもそもカラーの色はどうして落ちるのか
ヘアカラーの色素は、髪の内部にとどまることで色味を保っています。髪の表面はキューティクルといううろこ状の層で覆われていて、これが閉じていると色素が外に流れ出にくくなります。
逆にキューティクルが開いたり傷んだりしていると、シャンプーのたびに色素が少しずつ流れ出てしまいます。色落ちの早さは「色素がどれだけ外に出やすい状態か」で大きく変わる、とイメージしていただくとわかりやすいと思います。
色持ちの目安は、髪質や薬剤、染めた色味によって変わります。当店の施術例では、おおよそ3〜6週間ほどで色味の変化を感じる方が多い印象ですが、個人差がありますので、あくまで目安としてお考えください。
色落ちが早くなる主な原因
ブラウンがオレンジに見えてくる場合は、ブラウンの色落ちと色持ちのコツも参考になります。暗めの色を保ちたい方は、暗髪カラーを長く楽しむためのケアもあわせてご覧ください。
髪のダメージでキューティクルが開いている
カラーの繰り返しや毎日のアイロンなどで髪が傷んでいると、キューティクルが開きやすくなります。すると色素を抱え込む力が弱まり、色落ちが早くなります。
特に毛先は、根元に比べてダメージが蓄積しやすい部分です。「毛先だけすぐ色が抜ける」という場合は、ダメージが関係していることが多いです。
シャンプーの洗浄力が強い
洗浄力の強いシャンプーは、汚れと一緒に色素も流しやすくなります。市販のシャンプーの中には、カラー直後の髪にはやや洗浄力が強いものもあります。
カラーをしている髪には、洗浄力がマイルドなものや、カラーケア用と書かれたシャンプーを選んでいただくと、色持ちの面では安心です。
熱と紫外線
アイロンやコテの高温は、色素の変化や褪色(色があせること)を早める原因になります。設定温度はできれば150〜160度程度におさえ、同じ場所に長く当てないようにしてください。
また、紫外線も髪の色素に影響します。日差しの強い季節は、帽子やUVカットのスプレーなどで髪を守っていただくと、色味の変化をゆるやかにしやすくなります。
ブリーチや明るいカラーの履歴
ブリーチ(髪の色素を抜く施術)をしている髪は、内部の色素を抱え込む力が弱くなっているため、どうしても色落ちが早くなりやすいです。鮮やかな色味ほど抜けやすい傾向があります。
ブリーチ毛の色落ち対策や、ブリーチを前提にした色設計は専門性が高い領域です。その場合は、ブリーチやデザインカラーを専門に扱う美容室にご相談いただくのが安心です。なお、当店はブリーチを使わない単色のオーガニックカラーを専門にしているため、ブリーチ毛や複雑なカラー履歴の施術は承っておりません。
カラー当日から数日の過ごし方
カラー直後の髪は、色素がまだ髪の中で安定しきっていない状態です。最初の数日の過ごし方で、その後の色持ちが変わることがあります。
- 当日はできればシャンプーを控える(難しければお湯で軽く流す程度に)
- 2〜3日はぬるめのお湯で洗う(熱いお湯は色素が流れやすくなります)
- 濡れたまま放置せず、なるべく早めに乾かす
濡れた髪はキューティクルが開いていて、いちばん色素が流れ出やすい状態です。「すぐ乾かす」は地味に見えますが、色落ちをゆるやかにしやすい習慣です。
美容室側でできる色持ちの工夫
色持ちは、ホームケアだけでなく、染めるときの設計でも変わります。たとえば抜けやすい色味をご希望の場合に少し深めに色を入れておく、補色(色味を支える色)を混ぜる、といった調整です。
また、カラーと一緒にトリートメントで髪の内部を整えておくと、色素がとどまりやすい状態に近づけやすくなります。当店でも、ジュエルカラーとトリートメントを組み合わせたメニューで、色持ちと手ざわりの両方を意識した施術を行っています。
「いつも色落ちが早い」とお悩みの方は、染めるときに美容師へその旨を伝えていただくのがおすすめです。当店でも、これまでの色落ちの傾向をうかがいながら色味を一緒に考えるご相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。
まとめ
カラーの色落ちが早い原因は、髪のダメージ、シャンプーや熱・紫外線の影響、そしてブリーチなどの履歴に大きく分けられます。原因によって対策が変わるため、まずはご自身の髪がどれに当てはまりそうかを知ることが第一歩です。
ホームケアでできることも多いですが、染めるときの色設計で整えられる部分もあります。色落ちが気になる場合は、これまでの履歴やお手入れの様子とあわせて、担当の美容師に一度ご相談ください。
よくある質問
カラーの色落ちが早くなる主な原因は何ですか?
髪のダメージでキューティクルが開いていること、洗浄力の強いシャンプー、アイロンやコテの高温や紫外線、そしてブリーチや明るいカラーの履歴が代表的な原因です。原因によって対策が変わるため、まずはご自身の髪がどれに当てはまりそうかを知ることが第一歩です。
ヘアカラーの色持ちはどのくらいが目安ですか?
当店の施術例では、おおよそ3〜6週間ほどで色味の変化を感じる方が多い印象です。ただし色持ちは髪質や薬剤、染めた色味によって変わり、個人差がありますので、あくまで目安としてお考えください。
カラーをした当日にシャンプーしてもいいですか?
カラー直後の髪は色素がまだ安定しきっていない状態なので、当日はできればシャンプーを控えるのがおすすめです(難しければお湯で軽く流す程度に)。2〜3日はぬるめのお湯で洗い、濡れたまま放置せずなるべく早めに乾かすと、色落ちをゆるやかにしやすくなります。