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市販のリタッチカラーと美容室のリタッチは何が違う?向く人と選び方

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「根元の白髪が伸びてきた。でも、次の予約まではまだ少し先」。

そんなとき、ドラッグストアで見かける市販のリタッチカラーで済ませてよいのか、迷う方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、鏡で見える範囲に少しなら市販品、後ろやつむじまでなら美容室のリタッチが向いています。

この記事は、ブリーチを使わない白髪染め・おしゃれ染めの根元を前提に、カラー専門店の立場からまとめています。仕上がりや頭皮の感じ方には個人差があります。

先に結論:30秒でわかる選び方
  • 生え際や分け目など、鏡で見える範囲に少しなら、市販のリタッチカラーでも対応しやすい
  • 後ろやつむじまで広がっているなら、後ろまで見ながら塗れる美容室のリタッチ
  • 次の美容室までのつなぎに組み合わせるなら、何を・いつ・どこに使ったかを美容師に伝える
  • 頭皮にかぶれやかゆみが出たことがある方は、どちらを選ぶ前にもまず皮膚科へ

市販のリタッチカラーと美容室のリタッチは何が違う?

一番の違いは、薬剤よりも「誰が、どこまで見て塗るか」です。

市販品は自分で色を選んで塗り、美容室では美容師が後ろまで見ながら、今の髪色との境目に合わせて塗り分けます。

比べるところ市販のリタッチカラー(自宅)美容室のリタッチ
塗る人自分美容師
後ろ・つむじ自分では見えにくい見ながら塗れる
色選び今の髪色と見比べて自分で選ぶ今の髪色に合わせて相談できる
時間の使い方好きなときに自宅でできる(白髪染めは毎回、使う48時間前に皮膚のテストが必要)予約と来店が必要
1回の出費抑えやすい施術料がかかる
薬剤の準備と後片付け自分で行う美容室側で行う
困ったときの相談先説明書やメーカーの窓口頭皮や髪の履歴も含めて美容師に相談できる

表は横にスクロールできます。

市販のリタッチカラーには、どんな種類がある?

市販品は、染まり方で大きく3つに分けられます。

まずは箱の表示で、どのタイプかを確かめてください。

市販のリタッチカラーが向いているのは、どんな人?

範囲と手順が合っていれば、市販品は心強い選択肢です。

美容室のほうが向いているのは、どんな人?

なお、頭皮にかぶれやかゆみが出たことがある方は、市販か美容室かを選ぶ前に、まず皮膚科で相談してください。

政府広報オンラインでも、一度でもかぶれやかゆみが出た方は、美容院で使うものも含めてヘアカラーを使わないよう呼びかけています。当店のカラーも、市販の白髪染めと同じ酸化染毛剤の一種です。

相談の順番は、ジアミンアレルギーでも白髪染めはできる?でまとめています。

自宅で根元だけ染めるときの手順は?

  1. 使う48時間前(2日前)に、説明書どおりに皮膚のテストをする
  2. 手袋・ケープ・汚れてもよいタオル・ヘアクリップを用意する
  3. 白髪が目立つ所を鏡で確かめ、クリップで髪を分けておく
  4. 分け目や生え際から、伸びた根元を覆うように薬剤をのせる
  5. 放置時間から洗い流しまで、箱の説明書の手順と時間を守る

自分で根元を染めるとき、つまずきやすいのは?

すでに染めた部分に重なる

根元だけのつもりでも、すでに染まった部分に薬剤が付くと、そこだけ暗く見えたり、髪への負担が重なったりすることがあります。

対策:伸びた根元を中心にのせ、毛先のほうへ広げないようにします。

後ろ・つむじの塗り残し

合わせ鏡を使っても、後頭部は見えにくい場所です。前はきれいでも、後ろに白い線が残りがちです。

対策:塗る前にクリップで分けて、塗る順番を決めておきます。後ろが気になるなら、そこだけ美容室に任せるのも一つの方法です。

今の髪色に合わない色を選ぶ

今の髪色と大きく違う色を選ぶと、根元だけ浮いて見えます。

対策:箱の色見本ではなく今の髪色と見比べて、近い色か少し落ち着いた色を選ぶのが基本です。前回を美容室で染めた方も、今の髪色を基準に選んでください。

説明書の手順を省く

慣れてくると、皮膚のテストや放置時間の確認を省きがちです。

対策:皮膚のテストは毎回、使う48時間前(2日前)に行い、放置時間も自己判断で延ばさないようにします。

混ぜた液は、残っても保存せずに捨ててください。日本ヘアカラー工業会は、保存するとガスが出て容器が破裂するおそれがあると注意を呼びかけています。

迷ったらどうする?状況別の選び方

今の状況向きやすい方法
生え際・分け目に少しだけ白髪が見える市販のリタッチカラー(クリームタイプなど)
今日の外出だけ隠したいシャンプーで落ちるもの(マスカラ・コームなど)
後ろ・つむじまで白髪が気になる美容室のリタッチ
自分で染めて、ムラが気になっている何を・いつ・どこに使ったかを伝えて美容室に相談する(履歴が複雑に重なった髪の色ムラ補正は、当店ではお受けしておりません)
頭皮にかぶれやかゆみが出たことがある染める前に、まず皮膚科で相談する
今より明るい色にしたい美容室で相談する(大きく明るくする場合は、対応している美容室へ)

市販と美容室のリタッチを組み合わせても大丈夫?

組み合わせて使う方法もあります。たとえば、ふだんは美容室でリタッチをして、次の予約までの間は分け目だけシャンプーで落ちるもので隠す使い方です。

ただし、市販の白髪染めを間にはさむと、次に美容室で染めるときの色の入り方に影響することがあります。暗い色を重ねた髪は、明るさを調整しにくくなります。

美容室へ行くときは、この3つを伝えてください。

使った箱を、スマートフォンで撮っておくと伝えやすくなります。

白髪染めとおしゃれ染めの違いやリタッチの周期は白髪染めとおしゃれ染めの違いとは?で、全体染めとの使い分けはリタッチと全体染め、どう使い分ける?でまとめています。

Re:COLORのリタッチは、どんな内容?

当店のリタッチ(根元染め)の内容を、公式サイトに載せている範囲でまとめます。

市販のカラーを使ったことがある方は、ご予約の前に、何を・いつ・どこに使ったかをお知らせください。なお当店では、履歴が複雑に重なった髪の色ムラ補正などはお受けしておりません。

また、現在の色より大幅に明るくすること、ブリーチ、ハイライトにも対応していません。これらをご希望の場合は、その施術を扱う美容室にご相談ください。

まとめ

違いは「誰が、どこまで見て塗るか」です。鏡で見える範囲に少しなら市販品、後ろやつむじまでなら美容室のリタッチが向いています。

迷ったときや、市販品を使ったあとに相談したいときは、担当の美容師に一度ご相談ください。