白髪ぼかし   /   当店の施術例から

白髪染めとおしゃれ染めの違いとは?リタッチ周期の目安も解説

白髪ぼかし / 当店の施術例から

「白髪染めとおしゃれ染めは、何が違うのですか?」ご来店のお客様から、とてもよくいただく質問です。あわせて「根元だけ染めるリタッチは、どのくらいの周期で通えばいいですか?」というご相談も多くあります。

この記事では、白髪染めとおしゃれ染めの違いと、リタッチ(根元染め)の周期の目安・使い分けについて、ブリーチを使わない通常のヘアカラーを前提にご説明します。

どちらのカラーが合うか迷っている方や、サロンに通うペースを見直したい方の判断材料になればうれしいです。

Q. 白髪染めとおしゃれ染めは何が違いますか?

一番の違いは、染料の配合バランスです。白髪染めは白髪をしっかり染めることを優先した配合、おしゃれ染めは色味やデザインの表現を優先した配合になっています。

白髪染め(グレイカラーとも呼びます)は、白髪にも黒髪にも色が入るように、ブラウン系の染料が多めに配合されています。そのぶん白髪が浮きにくく、落ち着いた仕上がりになりやすいのが特徴です。

一方のおしゃれ染め(ファッションカラー)は、アッシュやベージュといった色味の表現力を重視した配合です。黒髪を明るくしながら色味をのせるのは得意ですが、白髪を染める力は控えめです。

ただ、最近は両者の境目がゆるやかになってきています。白髪染めでも明るめの色や透明感のある色味を選べる薬剤が増えており、「白髪染め=暗い」というイメージは少しずつ変わってきています。

Q. 白髪が少しあっても、おしゃれ染めで染められますか?

染めること自体は可能ですが、白髪はしっかりとは染まらず、周りより明るくぼやけたように残ることが多いです。それをどう捉えるかで、選び方が変わります。

白髪の量がまだ少ない方の場合、あえて明るめの薬剤を使い、白髪を「隠す」のではなく「なじませる」方法もあります。当店ではこれを白髪ぼかしとしてご提案しています。ハイライト(筋状に明るい部分を入れる技法)は使わず、薬剤の明るさと色味の設計だけで、伸びてきた白髪との境目を目立ちにくくする方法です。

反対に、白髪を1本も残したくない、きっちり染めたいという場合は、白髪染めのほうが向いています。

どちらが合うかは、白髪の量や生えている場所、普段の明るさによって変わります。髪質や履歴によって仕上がりに個人差がありますので、鏡の前で一緒に確認しながら決めるのが安心です。

Q. リタッチ(根元染め)の周期はどのくらいが目安ですか?

当店の施術例では、白髪染めの方で3週間〜1ヶ月半、おしゃれ染めの方で1ヶ月半〜2ヶ月ほどを目安にご案内することが多いです。髪が伸びる速さや白髪の量によって個人差があります。

髪は1ヶ月におよそ1cm〜1.5cmほど伸びるといわれています。白髪染めの場合、根元が1cmほど伸びると、白髪との境目が線のように見えはじめる方が多い印象です。特に分け目や顔まわりは白髪が目立ちやすく、気になりはじめるタイミングも早くなります。

おしゃれ染めの場合は、根元の黒さよりも全体の色落ちのほうが先に気になることが多く、周期は少しゆっくりでも問題ないことが多いです。

「何週間で染めなければいけない」という正解があるわけではありません。ご自身が鏡を見て気になりはじめる時期を基準に、通う周期を決めていくのが現実的です。

Q. リタッチと全体染めは、どう使い分ければいいですか?

根元と毛先を見ながら使い分ける考え方は、リタッチと全体染めの周期でも詳しくまとめています。白髪を暗くしすぎずになじませたい方は、白髪が目立ちにくい染め方も参考にしてください。

基本の考え方は、根元の伸びが気になったらリタッチ、全体の色落ちや色ムラが気になったら全体染めです。毎回全体を染める必要はありません。

リタッチは、新しく伸びてきた根元だけに薬剤をつける染め方です。すでに染まっている中間から毛先には薬剤を重ねないため、髪への負担を抑えながら色を保ちやすいのが利点です。

ただ、リタッチだけを続けていると、毛先の色が少しずつ抜けて、根元との差が出てくることがあります。目安として、リタッチ2〜3回に1回ほど全体染めを挟むと、色の均一感を保ちやすくなります。色の抜け方には個人差があります。

当店では、その日の根元の伸び具合と毛先の色の状態を見て、リタッチで十分か、全体染めのほうがよいかをご提案しています。周期や色味に迷ったときは、カウンセリングの際にお気軽にご相談ください。

Q. 白髪染めにすると、暗い色しか選べませんか?

そんなことはありません。以前に比べて、明るめの白髪染めや、赤みを抑えた透明感のある色味も選べるようになっています。当店でも、オーガニックカラーの単色で、明るさと白髪カバーのバランスをとる色設計をよく行っています。

ただし、ブリーチを使わない白髪染めで出せる明るさには限界があります。明るくするほど白髪をカバーする力は弱まりやすく、しっかり染まることと明るさは、ある程度バランスの関係にあります。

なお、ブリーチやハイライトを使って白髪を活かしながら明るくデザインする方法もありますが、当店ではそれらの施術は承っておりません。ご希望の場合は、その施術を専門に扱う美容室にご相談ください。

ブリーチを使わない範囲でどこまで明るくできるかは、白髪の量や髪の履歴によって変わります。なりたいイメージの写真をお持ちいただくと、ご相談がスムーズです。

まとめ

白髪染めとおしゃれ染めの違いは、優劣ではなく「何を優先した配合か」の違いです。白髪をしっかりカバーしたいのか、色味を楽しみたいのか、ご自身の優先順位で選んで大丈夫です。

リタッチの周期は、白髪染めで3週間〜1ヶ月半、おしゃれ染めで1ヶ月半〜2ヶ月ほどが一つの目安ですが、いちばんの基準は「ご自身が気になりはじめるタイミング」です。リタッチと全体染めを使い分ければ、髪への負担を抑えながらきれいな色を保ちやすくなります。

白髪との付き合い方は、年齢や生活の変化とともに少しずつ変わっていくものです。今の染め方が合っているか気になる場合は、担当の美容師に一度ご相談ください。