
ブラウンの色落ちでオレンジになる理由と色持ちのコツ
色持ち / 当店の施術例から
ブラウンに染めた髪が、数週間たつとオレンジっぽく見えてくる。当店でも「染めたては気に入っていたのに、だんだん明るく、黄みやオレンジっぽくなってしまう」というご相談をよくいただきます。
この記事では、ブラウンの色落ちでオレンジに見えてしまう理由と、ご家庭でできる色持ちのケア、当店で相談できることを整理してお伝えします。ブリーチやハイライトを使った履歴がある場合は事情が少し変わるので、その点も途中で触れます。
なぜブラウンは色落ちするとオレンジに見えるのか
色落ちを早く感じる理由を広く確認したい方は、カラーの色落ちが早い原因と対策も参考にしてください。落ち着いた明るさを保つコツは、暗髪カラーの色持ちでも紹介しています。
髪がオレンジに転んで見えるのは、「色が抜けたあとに、もともと髪が持っている色みが表に出てくる」ことが大きな理由です。
日本人の髪は黒や濃い茶色に見えますが、その中身はメラニンという色素でできています。このメラニンには、明るくしていくと赤みやオレンジみの強い色みが残りやすい性質があります。
カラーでブラウンに染めるときは、薬剤が髪を少し明るくしながら色を入れています。染めたては表面に入った茶色の色素が見えていますが、時間とともに、その色素が少しずつ流れ出ていきます。
すると、下地として残っていたオレンジみが表に出てきて、「色落ちしてオレンジになった」と感じる、という流れです。
さらに、ブラウンを作るときに使う寒色系(アッシュやブルーなど、暖かみを抑える色み)の色素は、暖色系より抜けやすい傾向があります。寒色が先に抜けて暖色が残ることも、オレンジに寄って見える一因です。
オレンジに転びやすい条件
同じブラウンでも、オレンジっぽさの出かたには個人差があります。出やすい条件をいくつか挙げます。
- 明るめのトーンほど出やすい。明るくするほど、下地のオレンジみが見えやすくなります。
- シャンプーの回数が多い・お湯が熱い。色素は熱と水で流れやすくなります。
- 紫外線。日差しを多く浴びる時季は退色が進みやすくなります。
- アイロンやコテの高い熱。毎日の高温使用は色落ちにつながりやすいです。
どれくらいで色が変わるかは、髪質やこれまでの履歴によって幅があります。一般的な目安として3〜4週間ほどで色みの変化を感じる方が多いですが、個人差があります。
ブリーチやハイライトの履歴がある場合
ブリーチやハイライト(ブリーチで筋状に明るくする技法)を使った髪は、地色がかなり明るくなっているぶん、オレンジや黄みが出やすく、色みのコントロールも難しくなります。
当店はカラー専門店ですが、ブリーチを使うデザインカラーやハイライト、複雑なカラー履歴の補正は承っておりません。こうした履歴がある髪の色みを整えたい場合は、その施術を専門に扱う美容室にご相談いただくのが確実です。当店で対応できるか判断がつきにくい状態であれば、一度お問い合わせください。
家でできる色持ちのケア
オレンジへの色落ちを完全に止めることはできませんが、日々のケアで進みかたをゆるやかにすることはできます。
染めた直後の48時間は、髪に色素が定着しきっていない時間帯です。可能であれば当日の夜のシャンプーは控えめにすると、色みが落ち着きやすくなります。
毎日のシャンプーは、ぬるめのお湯(38度前後が目安)でやさしく洗うと、色素が流れにくくなります。熱いお湯ほど退色が早まりやすいので、温度を少し下げるだけでも違いを感じる方がいます。
カラー後の髪をいたわるシャンプーや、色みを補うカラーシャンプーを使う方法もあります。オレンジみが気になる場合は青みを補うタイプ、黄みが気になる場合は紫を補うタイプが選ばれることが多いです。ただし、色みの入りかたは髪質や明るさによって個人差があります。
外的な要因では、紫外線とアイロンの熱も退色につながります。日差しの強い時季は帽子や髪用の日やけ止めを使う、アイロンは必要以上に高温にしない、といった工夫が色持ちを助けます。
当店で相談できること
当店は、単色のオーガニックカラーで白髪や色持ち、ツヤをていねいに整えることを得意にしています。
「色落ちのオレンジが気になる」という場合は、染めるときのトーン(明るさ)や色みの方向を一緒に考えることで、退色したときの見えかたをやわらげやすくなります。たとえば、少しトーンを抑える、あらかじめアッシュ寄りの色みを含ませておく、といった調整です。
仕上がりの色だけでなく「色が抜けていく途中をどう見せたいか」まで含めて、色味のご相談をしていただけます。今の髪の状態やこれまでの染め方をお聞かせいただければ、無理のない範囲でご提案します。
ただし前述のとおり、ブリーチやハイライトを前提としたデザインは承っておりません。そこは正直にお伝えしたうえで、当店でできる範囲のご提案をいたします。
まとめ
ブラウンが色落ちでオレンジに見えるのは、髪がもともと持っている赤みやオレンジみが、色素の流出とともに表に出てくるためです。明るさや洗い方、紫外線などで進みかたは変わりますが、完全に止められるものではありません。
家でのケアでゆるやかにしながら、染めるときの色み選びで「抜けたあとの見えかた」を整えていくのが、現実的な付き合いかたです。
オレンジっぽさが気になって扱いに迷うときは、無理に自己流で重ねず、まずは担当の美容師に今の状態を見てもらいながら相談してみてください。
よくある質問
ブラウンに染めた髪が色落ちでオレンジに見えるのはなぜですか?
髪がもともと持っているメラニン色素には、明るくしていくと赤みやオレンジみの強い色みが残りやすい性質があります。カラーの色素が時間とともに流れ出ると、下地として残っていたオレンジみが表に出てきます。さらに、アッシュなど寒色系の色素は暖色系より抜けやすい傾向があることも、オレンジに寄って見える一因です。
ブラウンの色持ちはどのくらいですか?
一般的な目安として、3〜4週間ほどで色みの変化を感じる方が多いですが、髪質やこれまでの履歴によって個人差があります。明るめのトーンほど下地のオレンジみが見えやすく、シャンプーの回数やお湯の温度、紫外線、アイロンの熱によっても進みかたは変わります。
色落ちのオレンジをゆるやかにするために家でできることはありますか?
色落ちを完全に止めることはできませんが、染めた直後の48時間は色素が定着しきっていないため、当日の夜のシャンプーは控えめにし、ふだんはぬるめのお湯(38度前後が目安)でやさしく洗うと、色素が流れにくくなります。オレンジみが気になる場合は青みを補うカラーシャンプーを使う方法もありますが、色みの入りかたには髪質や明るさによって個人差があります。